お知らせ
都立一般入試まで残り3週間です!
こんにちは!教室長の加藤です。
都立一般入試まで、残すところ3週間となりました。受験生の皆さんは、いよいよラストスパートの時期ですね!当塾の受験生も、毎日塾に来て勉強を頑張ってくれています。入試の点数は当日まで伸ばすことができます。講師一丸となって、最後まで皆さんの頑張りをサポートしていきます!
さて、入試当日が近づいてくると、急に不安になってしまったり、「なんだか受かる気がする」と根拠のない自信が湧いてきたりする生徒がいます。保護者様からも、お子様の様子をみて「子どもが不安がっていてどう声をかければよいのか分からない」「今まで勉強を頑張ってきたのに、急に集中できなくなってしまったみたいだ」とご相談いただくことがございます。このような子供の気持ちの変化にどのように向き合えばよいのでしょうか。ケースバイケースと言ってしまえばそれまでですが、受験期の生徒と関わるうえで私が大切にしていることをまとめてみます。
最終目標は、これまでと同じペースで子どもが勉強に取り組めるようになることです。たとえ不安な中でも、なんとなくやる気が出なくても、ペースを崩さずに勉強できていれば合格に向けて動くことができているわけですから、あまり問題はありません。このような場合、生徒が不安な気持ちを口にしていたらしっかり聞いて受け止める、自信を過剰に語っていたら具体的なデータを示して現在の立ち位置を再確認するなど、積極的にアクションを起こすというよりは、子どもが発するシグナルに適宜反応するようにします。意識しているのは、子どもと同じ気持ちにならないことです。生徒が不安そうにしていると、どうしてもそれを見ている我々も不安になってしまいます。ですが、大人が不安がっている姿を見ると、子どもはますます不安になってしまうかもしれません。ですので、このような状況でお話しするときには、言葉と態度では子どもに理解を示しつつ、状況を俯瞰する視点を持って、「自分が今どのような感情をもっているのか」を分析しながら対話することが大切です。
一方、生徒の不安や自信が強すぎて一時的に勉強が手につかなくなってしまった場合は、気持ちよりも行動を変化させることに焦点を合わせます。このような場合、気持ちに焦点を当ててをヒアリングすると、むしろその気持ちが強く意識されてしまい、逆効果になることがあります。ですので、受験後の話や勉強とは関係ない話をして「楽しい」「ワクワクする」感情を持ってもらい、フットワークを軽くしたうえで、生徒と一緒に具体的な学習計画を立てます。一度勉強に取りかかることができれば、意識が自分の気持ち以外のことに向きますから、不思議と不安な気持ちはおさまってくるものです。したがって、このような場合に大切なのは、取り組むべきことを具体的に示し、さりげなく環境を整えて、勉強に取りかかりやすくすることです。
ここまで受験生に焦点を当てて書いてきましたが、これは何も受験前に限ったお話ではありません。小学校から大学まで、勉強は常に生活の傍らにあるものです。ときには勉強が嫌になって距離を置きたくなることもあるかもしれません。そんなときにそっと背中を後押しして、一生続く「学び」との向き合い方を一緒に模索していくことも、我々学習塾の役割の一つだと考えています。
少し話がそれてしまいましたが、本コラムがお子様の勉強でお悩みの保護者様のお役に立てれば幸いです。
勉強や受験のことでお悩みの方は、ぜひ一度教室までお問い合わせください。私たち勉強のプロがその悩みにお応えします!